GW読書二冊目。少し仕事で落ち込んでいた時に買った本笑。積読していたのを引っ張り出してきた。忙しくて自分の時間を持てない4人のモチーフを出しながら、問題点はどこなのか、どうすれば改善できるのかを述べている。キーワードは生産性。最初コスパ厨かなと思ったが、具体的な説明を読むと確かに納得できる内容が多かった。
自分なりの要約
忙しそうにしているけど生産性が高くない人はなんかミスってるんだよ、という内容から。このような「残念な人」はどういう過ちを犯しているのか。四つ挙げられている。
- 長い時間働くことで解決しようとする
- すべて完璧にしようとする
- NOといえない
- とにかく頑張る、という思考停止モードに入る
この四つに陥ると、生産性はどんどん下がっていくよ、ということを述べたうえで、生産性が何なのか自分で理解している必要があるというところに入っていく。生産性とは、何か希少な資源を投入して、何かしらの価値を得ているのだが、果たしてその「資源」とは何なのか、「価値とは何なのか」もとい、「自分は本当は何を求めているのか」をちゃんと理解すべきと述べている。
そして、生産性を上げるためにはどうすればいいか、という話に進んでいく。本書では大きく二つ提案している
- まずは働く時間を減らす
- 全部やるという前提をなくす
最初に挙げた四つの過ちに対応する形で書かれている。詳しくは実際に読んでほしい。
感想
最初の四つの過ちに関しては、「わかる、陥りがちだよね」という感想。新入社員で四つをフルコンボ決めてしまっていた自分を悔やんだ笑。順番としては三つ目→二つ目→四つ目→一つ目という悪い流れになってしまっている気がする。確かに、まず働く時間を減らすと、そこにつながらざるを得なくなる三つ目、二つ目、四つ目をどうにかせざるを得なくなり、「全部やるという前提をなくす」という二つ目の解決策につながっていくなと。「まずは」の意味が分かった。
また、昨日読んだ「スマホ脳」とのつながりで言うと、周りが完璧に見えてしまって、全部完璧にやらなきゃという悪い使命感を持ってしまうのでは、と思った。インターネットであらゆる分野で優れている人を見てしまうと(あらゆる分野すべてで優れている一人の人ではなく、それぞれの分野でそれぞれスペシャリストがいるだけなのだが)、自分もすべて完璧にしないとと思ってしまう。そんなことはなく、自分は自分の目指す生産性を上げればいいのであって、それ以外のことは得意な人に任せておけばいい。そのような転換ができると楽になるのかなと思った。「優れるな、異なれ」とも言いますし。